会長あいさつ

会長あいさつ

令和元年6月1日 会長就任のあいさつ

kaichou

 このたび会長に就任いたしました加藤でございます。新役員を代表してご挨拶申し上げます。
中央建設業協会は、戦後間もない昭和23年、県建設業協会の支部として独立発足し、その後、社団法人として組織形態を整え、今日に至っております。
このような歴史と伝統ある協会の会長にご選任いただき、大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでございます。
 さて、業界は、社会資本の整備を通じて地域社会の発展を支えるとともに、当管内でもここ数年頻発している集中豪雨等による災害に対し、速やかな救出活動や復旧作業の対応を行い、地域の安全・安心に寄与する重大な使命があります。
 しかしながら、長年の公共投資抑制政策の結果、地区内の建設業者は、経営が悪化し、若年技術者や技能者の雇用もままならず、現場の担い手確保・育成や定着も厳しい状況であります。
 また、速やかに災害対応するために必要な機材を確保しておくために最低必要な受注工事量、いわゆる「限界工事量」の確保も、現状では困難な状況であります。
 私たち会員が、地域の雇用・経済を支え、いち早く災害に対応して、地域住民の安全を確保するという責任を果たしていくためには、先が見える安定した経営の確保が重要であります。
 県が推し進めている担い手の確保・育成や働き方改革への対応については、協会といたしましても避けて通れないことであり、経営環境や労働環境の改善など、多くの課題が山積しているなか、技術と経営に優れた会員企業が、地域で信頼され、事業継続が可能となるよう、受注機会の確保をはじめ、入札・契約制度の改善等に向けた要望活動や労働災害防止など、積極的な活動に取り組んでまいります。
 今後とも皆様の、ますますのお力添えをお願いいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 秋田中央建設業協会 会長 加藤義光